具と具・麩と麩

竹の成長痛

仮面ライダーR-1

オイラ、おかしいと思うんだよな。大体ああいうのってさ、より分かりやすく、じゃん。なんでちょっとひねってしまうんだよな。そのせいでひとつの物語が失われてしまったんだよな…

 

オイラは仮面ライダーR-1。選択によって追いやられたんだけど、実は仮面ライダーかもしれないんだ…

 

オイラが仮面ライダーかもしれないことを自覚したのは、たぶん五月のことだ。そして、オイラがオイラであることを意識したのもそのくらいのこと。オイラ、それまでの記憶がないんだ。でも、人として生きていくための社会正義は確かにある。弱きものを守る。悪は滅して世界を是正する。それがオイラの使命なんだと思ってた。というか、人類はみんなそれをしたいけど、あんまり力がなくて、オイラはたまたま力があるからそれをした方がいいんだ。

 

オイラの力っていうのはね、簡単に言うと、意識のあるものならなんでもオイラの胃に押し込んで、そのまま消失させることが可能、というものなんだ。強いでしょ?

 

でもね、戦闘シーンは基本的に過激かつ絵面は地味で…仮面ライダーに向いてないんだってさ。

さらにさらに、オイラの性格も…ひどいよね。性格まで否定されて。なんのために仮面ライダーとして生まれてきたのかわかんないよ。あいつらが言うには、もっと向上心があって今の自分に不満を持っていないとだめらしいよ。ふん。今のままでいることの何が悪いのかわからないね。変化とはすなわち退化である…オイラの生みの親が、オイラが形成されたときはじめてかけた言葉だよ…ん?記憶が…

 

オイラ、もう行くね!!!記憶が戻りそうなんだ!このままの勢いで排泄を行動すればどうやら全てを掌握できそうだよ!目指せヒーロー!バイバーイ!